ゴシカ / Gothika ('03 アメリカ)


<ストーリー>

刑務所の精神科病棟に勤めるミランダ(ハル・ベリー)は、悪魔に犯されたというクロエ(ペネロペ・クルス)の担当医。
大雨の降るある夜。車で帰宅途中のミランダは、道の真ん中に立ち尽くす少女を危うく轢きそうになる。
あわてて少女に駆け寄るミランダだったが、次の瞬間、隔離病棟で目を覚ますのだった。
何と彼女は無残に夫を殺害し、錯乱状態のままでここに収監されていたのだった。
現場に残されていた血文字「Not Alone」という言葉の意味とは…。


<評価>

★☆☆☆☆(一つ星級)


<かんそー


あー。悪いけど面白くなかった。
映画館バイト特権の無料券で観れてホント良かったよ。
いや、タダでもちょっともったいないかな、と思ってしまうほど。
ましてや、この映画にレディースの1000円や学割の1500円はおろか、
一般の1800円なんて到底払えんなぁ。
ゴメン、ハル・ベリー、あんたは良かったんだけどね。
しかし、ハル&ペネロペの迫真の演技ぐらいしか、この映画の魅力がないのも悲しい。

チラシの宣伝文句は何だっけ?
「1998年『リング』 2002年『呪怨』 そして2003年‐『ゴシカ』 日本型恐怖のD.N.A.は世界で増殖する」
「全く新たな次元のホラーとしての完全融合を遂げた」
えぇ〜?何が日本型恐怖だ、新たな次元のホラーだ。
どう観てもサスペンスでしょ。あ〜あ、宣伝方法間違ったね。
公開前にそんなこと言われたら、ホラーなんだ〜って思って観に行ってしまうじゃないの。

こんなのがホラーだって言うんなら、まだ日本のホラーの方が断然イイ。
なんて言いつつ、いっぴーはジャパニーズホラーが大の苦手。ホントにリングとか観られん。
でもコレは観れたねぇ。 ってゆーか、何度も言うがこんなんホラーじゃないし!
リングの貞子っぽいのが出てきてたけど、アレだけやん、ホラーっぽいの。
あとはありきたりサスペンス。火曜サスペンス劇場ですなぁ。

中途半端に霊とか混ぜ込んでホラー仕立てにするから、全てが中途半端に終わってしまった。
数学の方程式にするとしたら、「{サスペンス+(ホラー÷2)}÷3」。
足して2で割るどころか、3や4で多めに割ってしまった感じ。
下手に霊とかに手ぇ出さないで、「閉ざされた森」みたいな本格的サスペンスに徹した方が良かったね。
それだったら、星も2つか3つくらいになるかもしれないのに。残念でした。


(鑑賞日 2004・3・2)
(記入日 2004・3・5)


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